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遺言書を作成する3つのメリット

遺言書、と聞いて、皆さんが持つイメージはどのようなものでしょうか。

ひと昔前までは、遺言といえば「死」を連想する不吉なもの、「遺言書を書きましょう」とお話しすると怒りだすようなお客様もいらっしゃいました。

しかし、最近では遺言書を前向きなイメージで捉える方が増えているようです。実際に、公正証書遺言の作成件数は、平成21年に77,878件だったのが、平成30年には110,471件と、10年で40%以上も増加しています(日本公証人連合会サイトより)。また、自筆証書遺言の検認数も、司法統計によれば、平成20年に13,632件だったのが、平成29年には17,394件と、同じくらいのペースで増えています。

このデータからすると、あくまで推定ですが、概ね10人に1人くらいの方は遺言書を書かれているのではないかと思われます。

高齢化社会を迎え、いま注目の高まる遺言書。この遺言書を作成することにはどのようなメリットがあるのでしょうか。細かく分ければたくさんありますが、大まかにいうと、遺言書作成のメリットは次の3つではないかと思います。

  • 1
    揉めない 円満相続を実現できる
  • 2
    相続手続きの完了までが早い
  • 3
    相続手続き漏れが防げる

それぞれについて、少し詳しく説明していきたいと思います。

揉めない 円満相続を実現できる

そもそも、遺産の分け方って、どのように決まるのでしょう?

前にも少しだけお話しましたが、まずは下のイラストを見てください。

そうです。

  • 遺言書があれば、遺言書に書いてあることに従って遺産を分ける。
  • 遺言書がなければ、相続人全員の話し合い(遺産分割協議)によって分ける。

というのが法律上のルールでしたよね。

言い方を変えると、 遺言書があれば、話し合いをする必要が無くなる のです。話し合いをしないのですから、そもそも揉める余地が(原則として)ない、ということになります。

疎遠な親戚とも、義理の兄弟姉妹とも、前妻の子ども(異父兄弟)とも、話し合いをしなくても相続手続きを進めることができるのです。遺言書の最大の効果は、ここにあります。

では、具体的に、どんな場面で遺言書が大きな力を発揮するのでしょうか。遺言書を書いた方がいい事例には、一定のパターンがあります。詳しくは、以下の記事をご覧ください。

相続手続きの完了までが早い

遺言がある場合、ない場合の比較チャート

(クリックすると、拡大します)

 

上のチャートは、遺言書がない場合、自筆証書遺言がある場合、公正証書遺言がある場合のそれぞれについて、相続発生時から手続き完了までの手続きの流れと、かかる時間の目安を比較するものです。

遺言書がない場合(一番上の段)では、「相続財産調査」というのがあります。このケースでは、おそら生前の相続対策をすることなく相続が発生したという事例が多いと思います。

そもそも、お父さんがどんな財産を持っていたのだろうか?通帳はどこにあるのだろうか?不動産は自宅だけなのだろうか?生命保険は加入していたのだろうか?借金は無かったのだろうか?・・・まずは財産調査、もう少し分かりやすく言うと、お父さんの遺産に関する膨大な資料の整理や読み取りから始めなければなりません。通帳があれば、通帳の入出金の内容から推測、調査することもあります。これが意外と大変で、通常は1~2カ月程度かかります。

 

 

遺言書があれば、早くて安い

一方、遺言書がある場合はどうでしょうか。

遺言書には「どの財産を誰にあげるか」を書くわけですから、その時点で遺言者が所有している財産については、ある程度リスト化しているはずです。財産の内容が分からなければ、遺言書を書けないですからね。

もちろん遺言書がある場合でも、相続開始後に補充的な財産調査はしますが、やはり遺言書がなくてイチから調査するよりは、だいぶスムーズに手続きが進みます。

 

さらに、(1⃣の説明の繰り返しになりますが)遺言書がない場合は遺産分割協議をすることになりますので、そのぶん余計に時間がかかります。

上のチャートでは、遺産分割協議にかかる時間を「まちまち」と書いておきました。これがくせものです。

家族仲がよくて話が早ければ、すぐ協議がまとまるかもしれません。が、相続人間で話がまとまらなければ、ここで大幅に長引く可能性もあります。調停になったら時間はもちろん、弁護士費用も相当かかります(遺言書を書くのにも費用がかかりますが、調停の弁護士費用よりはよっぽど安いと思います)。

遺産分割協議をしなくてよいというのは、1⃣で書いた「揉めない、円満相続を実現できる」というメリットともに、相続手続きをスピーディに完了できる、というメリットもあるのです。

 

まとめると、遺言書がない場合に比べて、遺言書がある場合の方が、「財産調査が楽」「遺産分割協議がいらない」ので、相続手続きが早く済みます。調停になる可能性も考えると、遺言書書いておいた方が費用的にも安心です。

遺言書、やっぱりお勧めです。

猪狩 佳亮

【この記事の執筆者】

開業10年、多種多様な案件を解決してきた経験を有する、相続専門の司法書士。史上最年少で司法書士会川崎支部長に就任。全国各地の司法書士会で、相続手続きに関する研修講師も務める。

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